ペンシルベニア大学、仮想通貨やブロックチェーンなどの金融テクノロジーが学べるプログラムを開始
世界的評判が高い名門ビジネススクールの一つであるペンシルベニア大学ウォートン校は5月30日、仮想通貨などの金融テクノロジーについて学べるオンライン教育プログラムを開始すると発表しました。
.@Wharton will now offer online courses in #fintech via @coursera. Topics covered include #payments, #cryptocurrency and #blockchain, #lending, #crowdfunding, modern #investing and #insurtech https://t.co/Jy6xuLppro pic.twitter.com/LVRjmwEogu
— Wharton PR & News (@WhartonSchoolPR) May 31, 2019
このプログラム「Fintech: Foundations and Applications of Financial Technologies(フィンテック:金融テクノロジーの基礎と応用」は、通常の大学の授業とは異なる形態を取るとしており、具体的には、仮想通貨業界の先駆的企業からゲストを招き入れて進めていくようです。
そしてその企業にはクレジットカードのリーダー端末などを扱うなど、決算分野のインフラを提供するスクエア社や、投資運用会社であるバンガード社などが選ばれています。
またこのプログラムが開設された経緯について、ウォートンオンラインのシニアディレクターであるアン・トランボア氏は、金融テクノロジー教育をさまざまな角度から効果的に実施するためとしています。
近年、各国の大学において金融テクノロジー分野の教育を発展させる動きが高まっています。
トルコ有数の名門私立大学のひとつであるバチェシェヒシュ大学が、ノースイースターン大学にブロックチェーン技術の情報を共有したり、さらに今月の29日には、アイルランドのダブリンシティ大学がブロックチェーン技術が学べるプログラムを開設しています。
なお、こちらのプログラムはテック系会社の「テクノロジーアイルランドICTスキルネット」と提携してます。
世界的に教育体制が整いつつある金融テクノロジー分野は、今後の発展がますます見込まれるため、しばらく目が離せない状態が続くでしょう。