L&G社、AWSのブロックチェーンプラットフォームを利用した企業年金管理システムを構築
英国の保険会社L&G(リーガル&ジェネラル)は、企業年金の管理システムにAWS(Amazon Web Service)の「アマゾン・マネージド・ブロックチェーン(Amazon Managed Blockchain)」を採用しました。
これはブロックチェーンネットワークを構築するためのサービスで、ブロックチェーン技術を導入するためのプラットフォームを、数回のクリックだけで構築することが可能で、数百万件といったトランザクションの実行などでも自動的にスケーリングしてくれるといった特徴を持ちます。
また、Amazon Managed Blockchainではハードウェアの物理的サーバーキッティングやソフトウェアの設定、ネットワーク管理などのインフラ運用はサービスに任せることができるため、大幅なコスト削減を実現することができます。
年金はそもそも個人や企業が長期的に契約利用する制度であるため、安全かつ膨大なデータを長期に渡り運用するシステムが必要となります。
データの改ざんができず永続的なデータ管理ができるブロックチェーン技術は、このような制度に対して一般的に相性が良いとされています。
今後、今回の例のような企業年金だけではなく、個人年金のプラットフォームとしても利用が期待されます。