ビットトレックスが欧州での事業展開に意欲|今夏にユーロ建て取引の提供開始

ビットトレックスが欧州での事業展開に意欲|今夏にユーロ建て取引の提供開始

仮想通貨取引所ビットトレックス(Bittrex)が欧州での事業展開に意欲を見せています。

同社の公式Mediumでユーロ建て取引の提供を開始する旨が発表された事で判明しました。

https://twitter.com/BittrexExchange/status/1138858022405627906

欧州では、米仮想通貨取引所コインベース(Coinbase)が、Visaブランドのデビットカード「コインベースカード」を発行するなどの動きがあり、欧州市場への事業展開が意欲的に行われています。

同国において競合している他社のこうした動きや、議論となっている「仮想通貨と有価証券」問題を背景に、新たな市場を求めて国際的に市場展開を行おうとする動きは今後さらに活発化するかもしれません。

一方、ビットトレックスは米国におけるアルトコイン32銘柄の取引提供を中止することを発表するなど、米国内でのサービス提供に難色を示している様子も伺えます。

この背景には、上述した仮想通貨に関する規制の不明確さや、4月に発表されたビットライセンスの取得失敗が影響しているのかもしれません。

ビットライセンスは、NY州の金融サービス局(Department of Financial Services)が仮想通貨交換業者に発行するライセンス。

 

米国での仮想通貨取引への関心が高まる中、規制の不明確さが重りとなり、米国内での新たな事業展開が難航している仮想通貨関連企業も多い状況です。

このように米国でのサービス提供を限定的にとどめる動きは、バイナンス(Binance)やポロニエックス(Poloniex)などでも見られています。

規制が明確化され、同国内におけるサービス提供が活発になれば、さらに大きな市場規模へと成長する可能性を秘めている米国。

今後の動きにも注目が集まりそうです。

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