バイナンスが考える仮想通貨とインフレの関係とは?
バイナンスが、無料で仮想通貨に対する学習ができる「バイナンスアカデミー」にて、仮想通貨がインフレとの関係性を改めて説明しています。
"By this means the government may secretly and unobserved, confiscate the wealth of the people, and not one man in a million will detect the theft."
– John Maynard Keynes (1920) on inflation
Learn about Inflation with @BinanceAcademy https://t.co/I9Ji87XcwB
— Binance (@binance) August 16, 2019
インフレとは、継続的に一般物価水準が上昇を続ける現象です。
一般的によいインフレは需要の増加にたいして生産量が追いつかないために生じる「ディマンド・プル・インフレ」とよばれ、悪いインフレは、費用(コスト)上昇率が労働生産性の増加率を上回るために生じる「コスト・プッシュ・インフレ」とよばれます。その反対にデフレは、継続的に一般物価水準が下落を続ける現象です。デフレは、経済では悪者とされています。しかし、激しいインフレは、円滑な経済活動には望ましい現象ではありません。
実際に、南アメリカの国では、過去数年間のインフレによって経済が崩壊しており、また、ベネズエラのハイパーインフレも記憶に新しいところです。
そこで、仮想通貨とインフレにはどのような関係があるかに注目してみると、各国政府はインフレを抑制しようとしており、ビットコインはインフレを回避するには優れたリスクヘッジの方法との見方ができます。
これは、ビットコインの総供給量が2,100万BTCに固定されていることから、過剰に給量を増やすことができないので、インフレに抵抗すると考えられています。このために、多くのベネズエラ人はビットコインまたは他の仮想通貨を使用して、国のハイパーインフレに対処し始めていることを「バイナンスアカデミー」では明かしています。
途上国では、スマートフォンの普及によって、銀行口座は持てないものの仮想通貨取引所の口座は持つことができるという人が多く存在します。また、資産を守るという点で、自国通貨を保有するよりも、仮想通貨を保有した方がリスクが少ないといったことがメリットとして考えられていることから、ますます需要が増加するものと考えられます。