Binance(バイナンス)がビットコインでチャージ可能な「Visaデビットカード」発行
2020年3月26日、仮想通貨取引所Binance(バイナンス)が、ビットコイン(BTC)やバイナンスコイン(BNB)でチャージできるVISAデビットカード「Binance Card」を正式に発表しました。
Binance Cardは、銀行などの一般的な金融機関が発行しているVisaデビットカードのような感覚で利用でき、世界各国200の地域と4,600万店舗(オンライン&オフライン)でも使用できる便利なカードです。
「Binance Card」という名前の通り、取引所のアカウントと紐づけられており、新たな「Binance Card App」というスマホアプリを介してビットコインやBNBをチャージし、支払いができる仕組みになっています。
実物のデビットカードは今後まもなく発行される予定で、現在はBinance Cardのベータ版としてバーチャルカードが利用できるようになっています。
バイナンスは、今後数週間で全てのバイナンス利用ユーザーがこのカードを利用できるようにすることを目標にしていますが、まずはマレーシア、そしてベトナムの順に、その後他の地域で随時公開していくと発表しています。
利用を希望するユーザーは、Binance Cardの公式サイトから申請可能となっており、居住国とメールアドレスを登録するだけで自国でのカード利用ができるようになっています。
また、Binance Card発行時には、15ドル分(日本円約1,600円)が自分のウォレットからBTCもしくはBNBで引き落とされますが、月会費や年会費などは無いとしています。
世界最大級の仮想通貨取引所バイナンスがこのようなカードが発行することで、従来よりも仮想通貨を利用したショッピングがしやすくなることは間違いありません。
また、今回発表したBinance Cardとは別に、法定通貨に対応したバイナンス販売所にて「インスタント購入」機能によりETCやBCHなどの人気銘柄がVISAクレジットカード、またはデビットカードを通して購入することもできるようになります。
残念ながら対応している法定通貨の中に日本円はありませんが、アフリカでは初となるナイジェリア・ナイラ(NGN)や人民元、ベトナムドン、ロシアルーブル、インドルピーなど5つの銘柄でP2P取引が可能となっています。