中国人民銀行の元副総裁がビットコインとデジタル元について言及
中国人民銀行(PBoC)の元副総裁が、ビットコインについて、「ブロックチェーン技術の商業的応用で最も成功している」と称賛しました。
2000年から2008年までPBoCの副総裁を務め、現在は精華大学PBC金融学院の学部長を務めるウー・シャオリン氏は、デジタル通貨とブロックチェーン技術について書かれた中国共産党発行の書籍の記事を執筆し、その中で「ビットコインほどの成功を収めたブロックチェーンプロジェクトは他にはない」と主張しています。
しかし同時に、ビットコインが法定通貨の代替通貨になる可能性は低いとしており、高いボラティリティを理由として挙げています。
ウー氏はまた、中国で開発が進められているデジタル元についても言及しています。
デジタル元が成功するためには、既存の枠組みや規制を遵守する必要があるとしており、将来的に中国国民の日常に、無くてはならないものになるだろうとしています。
さらに、中国の政策立案者や経済学者は、デジタル通貨の特性をしっかりと客観的に把握し、その仕組みを十分に理解する必要があると締めくくっています。