国連のブロックチェーン専門家「デジタル通貨が銀行口座の必要性を排除する」

国連のブロックチェーン専門家「デジタル通貨が銀行口座の必要性を排除する」

コロナウイルス後の世界経済を議論するオンライン討論会において、国連のグローバル・ブロックチェーン・エキスパートのマッシモ・ブオノモ氏は、「中央銀行が発行するCBDC(中央銀行デジタル通貨)は、銀行口座の必要性を完全に排除する」との意見を述べました。

ブオノモ氏は、これまでのデジタル決済分野は銀行とクレジットカードの独占状態でしたが、デジタル通貨の出現によって、勢力図が大きく書き変えられると意見を述べました。

多くの国が経済成長のために低金利政策を打ち出し、銀行は利用者に利子を支払うのではなく、マイナス金利によって口座管理手数料を徴収するように変化しつつあります。

資金を預けることで得られる利子は、銀行などの金融機関を利用する最も大きなメリットでした。

しかしマイナス金利になり、しかも電子決済を簡単に行えるデジタル通貨が現れると、金融サービスへの需要が大きく変わる可能性があります。

ブオノモ氏は、今後の銀行口座は、「デジタル通貨を利用するため」に必要となるものへと役割が変化していくと考えています。

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