半減期後のビットコイン・マイニング業界の変化
3度目となるビットコインの半減期から、1ヶ月以上が経過し、マイニング業界では徐々に変化が現れてきています。
2週間ごとに行われるマイニング難易度の調整は、直近に行われたもので大幅に難易度が上がりました。
半減期によって報酬が減り、さらにマイニングの難易度が上がることで、資金力の脆弱な小規模マイナーは、淘汰されていっています。
半減期からの1ヶ月ほどの期間で、マイニングに参加するマイナーの数は40%以上が離脱していると言われており、ビットメックスの調査によると、マイニングマシン「ASIC」の製造についても勢力分布が変わりつつあります。
1.ASIC製造業界内の競争が激化し、業界最大手のビットメインのシェアが大幅に減少している。
2.長期的に、ASIC製造メーカーは2〜3社しか生き残れない。
3.マイナーの整理統合が進み、資金力のあるマイナーだけが生き残る。
4.ASICマシンの有効稼働期間が延びる傾向にあり、現在の最新機は長期間稼働し続けることができる。
5.ASIC製造は依然として中国が世界をリードしているが、マイニングファームはヨーロッパや北米が躍進している。
仮想通貨メディア8btcがインタビューを行った小規模マイニングファームの運営者は、「小さなマイニングファームの運営は面倒になっており、今後の中国でのマイニングファーム経営は、サイドビジネスという位置づけに変わっていくだろう」と答えています。