止まらないマルウェア「Glupteda」
ソフィスラボのサーバーセキュリティ専門家は、「Glupteda」と呼ばれるマルウェアの危険性に警鐘を鳴らしています。
Gluptedaは、侵入したデバイスに対し、完全にリモートアクセスできる秘密の出入口を作るだけでなく、セキュリティソフトの監視の目をくぐりぬけ、さらに自身を成長させて多くの複製を作り出します。
Gluptedaの特徴は、ビットコイン・トランザクションにコメントを書き込むことです。
ハッキングに必要となる情報を暗号化して書き込むことで、さらなるハッキングを容易にします。
Gluptedaの特徴は、次のようにまとめることができます。
・デバイスの所有者に知られずに仮想通貨マイニングを行う。
・セキュリティソフトの監視の目から逃れる。
・ネットワーク全体にコピーを蔓延させる。
・Windows Defenderをオフにする。
・Chrome、Firefox、Tandex、Operaの閲覧情報などを盗む。
・接続されているルーターを攻撃する。
Gluptedaは、できるだけ多くのデバイスに感染するように、巧みに作られています。
ソフィスラボでは、Gluptedaに対抗するためのセキュリティ対策として、次に挙げる項目を提案しています。
・セキュリティソフトだけでなく、インストールされているソフトウェアを、小まめに最新のものにアップデートする。
・ウェブ・フィルタリング機能を備えたセキュリティソフトを使用する。
・本来有料であるものが無料で配布されている場合など、マルウェアに感染させられる恐れがあるソフトウェアをダウンロードしない。