リップルをターゲットにした精巧な詐欺
リップル(XRP)コミュニティをターゲットにした詐欺が、広がりつつあるようです。
6月26日に、詐欺グループからリップルのステーキングイベントに関するメールが送信されたようです。
ステーキングとは、保有する仮想通貨をロックすることで通貨の維持管理に貢献し、報酬が得られるという仕組みです。
イーサリアム(ETH)やリスク(LSK)などの承認アルゴリズムではPoS(Proof of Steak)方式が採用されており、ステーキング自体は珍しいものではありません。
ただし、リップルではステーキングは行っていません。
今回送信された詐欺メールでは、ステーキングのために、ロックするリップルを指定するアドレスに送金するように求められます。
仮想通貨市場の低迷によって打撃を受けたリップルコミュニティのために、リップルの運営が保有する500万ドル以上のリップルを、ステーキング参加者に配布するとしています。
詐欺のメールでは、公式ロゴや、幹部になりすました人物が登場します。
今回の件を受けて、リップルは保有者に注意を呼び掛けています。