リップル社CEO、XRPをめぐる「5つの疑問」にツイッターで回答

リップル社CEO、XRPをめぐる「5つの疑問」にツイッターで回答

米証券取引委員会(SEC)がリップル(XRP)を発行しているリップル社を提訴している件にからみ、同社のブラド・ゲーリングハウスCEOはツイッター上で「5つの疑問」に回答しました。

ゲーリングハウス氏はツイッター上で、SECと争うつもりはなく公式発言は訴訟で行うと前置きしたうえで「5つの重要な疑問に回答する」とし、まず「リップル社がなぜSECと争うことにしたのか」については「消費者を保護し、秩序ある市場を維持できるようにするため」と回答しています。

つぎに「XRP上場に際して金銭を支払ったのか、また再上場はいつなのか」については、「リップル社は上場をコントロールする力はない」と、仮想通貨取引所への影響力を否定しています。

そのうえで「現状は上場廃止ではなく取引停止だ」とし、「米国においては規制の明確性が欠如しているため、混乱につながっている」と厳しく批判しています。

3つ目の「SECへの対応はいつか、なぜ沈黙しているのか」については、数週間以内に最初の回答を提示すると改めて示したうえで「舞台裏ではたくさんのことが起こっている」と説明しています。

4つ目の「投資家はリップル社を信頼しているのか」という質問に対しては「XRPではなくリップル社の株を購入する株主がいる」と強調し、株主からの信頼を得ていると強調しています。

最後に「リップル社はXRPを使用するカスタマーに対して金銭を払ったのか」について、一部のODLの使用者に対してインセンティブを支払ったと説明しています。

ゲーリングハウスCEOは

「5つの疑問」に回答したうえで「この戦いをあきらめるつもりはない。法廷に出ることや、SECの新委員長に期待している」

と締めくくっています。

ただ、この回答に対して不満を持っている人もいます。

仮想通貨分析企業・メサーリの創業者、ライアン・セルキス氏は、リップルの上場関連で「明確な回答がほしい」と不満を表明しています。

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