ファイルコインのマイニング事業者SIGOOT、マイニングマシンメーカーNONENTROPYと経営統合を発表
ファイルコインのマイニング事業「Filecoin Miner」を展開している 株式会社SIGOOT(以下、SIGOOT) は8月17日、パートナー企業である中国のマイニングマシンメーカー NONENTROPY社(以下、NONENTROPY) とグローバル展開を視野に経営統合することを発表しました。
これまでの「NONENTROPYが技術開発、SIGOOTがマーケティング」という協力体制を見直し、今後のファイルコイン および IPFS の発展と世界規模での展開を見据え、経営統合することで一元化と資源の集約を図ることが狙いです。
ファイルコインのネットワークを活用したデータセンターおよびマイニング拠点のグローバル化
今回のプレスリリースでSIGOOTとNONENTROPYの2社は、マイニングプールのデベロッパーであるTOMORROW社の協力のもと、ファイルコイン マイニングのために最も適したデータセンターと契約締結を完了し、万全の体制でファイルコイン メインネットのローンチへ向けた万全の準備をしていること、さらに、ファイルコインのマイニング拠点をグローバルに分散し、IPFSのデータセンターとして展開する準備についても完了したことも発表しています。
また、マイニング拠点をグローバルに分散することについては、SIGOOT および Filecoin / IPFS の開発元であるProtocol Labsの哲学を理由に挙げ、次のように説明しています。
現在、ファイルコインネットワークのマイニングプールが主に中国に集中していますが、データをより安全で信頼性の高いものにし、データの保存・転送コストを下げ、世界中の人々がより便利に利用できるようにする新世代の情報ネットワークを実現するためには、データを論理的に分散させるだけでは十分ではなく、物理的なレベルでも分散させる必要があります。
そのため、ファイルコイン マイニング拠点の分散化の第一歩となる日本国内での建設準備が完了し、 また、インドネシアなど各国のマイニング拠点の建設準備も順調に進んでいます。
さらに、経営体制の刷新に合わせて、これまでTOMORROWの共同創業者兼COOであり、NONENTROPYのCOOを兼任していた翁梓耀氏が、TOMORROWのCOOを退任し、NONENTROPYの経営に専念することについても言及しています。
今回の発表についてのより詳しい内容については、公式ウェブアプリから確認することが出来ます。登録の手順は以下の記事をご参考ください。