ライオット・ブロックチェーンが約19億円のマイニング機器導入へ
ビットコインの価格が高止まりしハッシュレートが増大するなか、米コロラド州のライオット・ブロックチェーンは新たなマイニング機器を導入することを明らかにしました。
導入する機器はビットメインのAntminer S19Proで、2021年1月から4月にかけて毎月2000台ずつ、計8000台を導入すると説明しています。
機器の導入によって、最終的にハッシュレートは1秒当たり1.45エクサハッシュに達し、導入費用は1770万ドル(日本円換算で約18億円7000万円)になるとしています。
ライオット・ブロックチェーンが2020年2月にS17を4000台導入した時点でのハッシュレートは1秒当たり247ペタハッシュであるため、約6倍となる計算です。
ビットコインの価格は8月に入って1BTC=120万円台をキープしており、全体のハッシュレートも120エクサハッシュ台を記録するなど、上昇傾向です。
ライオット・ブロックチェーンの機器導入も、こうした状況でより大きな利益を得るためのものですが、機器導入に伴う消費電力の増加が問題点として挙げられています。
S19を8000台導入し、設備増強を行うことで、同社の消費電力は47メガワットとなります。
ビットコインのマイニング機器の高額化に加え、消費電力の上昇も今後の課題となりそうです。