イーサリアム・クラシック(ETC)がFilecoin(ファイルコイン)との提携を発表

イーサリアム・クラシック(ETC)がFilecoin(ファイルコイン)との提携を発表

Ethereum Classic Labs(イーサリアム・クラシック・ラボ)は9月17日、Filecoin(ファイルコイン)との提携を発表しました。

これによってETCの開発環境であるOpenRPCに、FilecoinのストレージネットワークAPIの最新版が実装されます。

ETCラボはFilecoinのIPFS(分散型ファイルシステム)による分散型ストレージネットワークについて「人類にとって最も重要なデータを保存するために設計されたもの」と、高い評価を与えています。

管理者がいるタイプのHTTP型クラウドストレージは、データが1つの企業に保管されるため、管理するサーバーの負荷の増大や、セキュリティー面での不安が付きまといます。

IPFSによる分散型ストレージネットワークの場合、データは多くの場所に分散して保存されるため、サーバー負荷が小さく、かつ、セキュリティー面での不安も小さくなるため、ETCラボは「アマゾンやグーグルなどの独占企業に対抗可能な、ストレージスペースに革命を起こしうる存在」と評価しています。

ETCは度重なる51%攻撃の影響で、コインチェックなどが取り扱いを一時停止する事態となり、ETCラボでは対策に追われています。

今回のFilecoinとの提携も、そうした対策の一環の可能性があります。

ビットマイニング、IPFS産業エコロジーファンドの日本窓口を担当