ビットコインの「ERC20トークン化」が急増、総額1000億円を超える
イーサリアム(ETH)上でのDeFi(分散型金融)の活発化に伴い、「ERC20トークン化」されるビットコイン(BTC)が急増し、注目を集めています。
9月17日時点で、ERC20トークン化されたBTCは約9万2600BTCになっており、同日の対円レートで1000億円を超える金額となっています。
ERC20トークン化されたBTCは、BTC総供給量の0.42%にすぎませんが、1月時点では1000BTC程度であったことから、この急増はDeFiの多くがイーサリアムブロックチェーン上に開設されていることが大きな理由だと考えられています。
イーサリアムブロックチェーン上のDeFiで取り扱えるのは、主にETHとERC20トークンであるため、ブロックチェーンに互換性のないBTCは使うことができず、BTCとペッグしているERC20トークン「WBTC」などと交換する必要があります。
また、ERC20トークン化されたBTCのうち、WBTCが7割程度を占めていますが、これは最大手であるUniswapをはじめ、多くのDeFiでWBTCが扱われていることが理由として挙げられています。