コインリストのWBTC発行量、1日あたりの過去最高を記録
コインリストは10月14日、ビットコイン(BTC)のペッグ通貨であるラップトビットコイン(WBTC)の1日の発行量が過去最高を記録したことを発表しました。
発行量は4997WBTCで過去最高を記録し、1回の発行量でも3697WBTCと過去最高を記録したと説明しています。
また、同社のリサーチによると、これまでの1日の記録はアルマダ・リサーチが9月18日に発行した4093WBTC、1回の記録は9月24日のアルマダ・リサーチの2317WBTCとしています。
Uniswapをはじめとする分散型取引所(DEX)の多くはイーサリアム(ETH)のブロックチェーン上に開設されており、取引可能なのは基本的にETHとERC20トークンのみです。
そのため、BTCのブロックチェーンはETHとは互換性が無くDEXでは利用できないことから、BTCにペッグしたERC20トークンが必要となります。
WBTCはBTCにペッグしたERC20トークンのひとつで、BTCをデジタル資産管理企業であるビットゴーに預けることで同量が発行される仕組みとなっています。
DEXでの取引が活発化するにつれて、DEX上でのBTC取引に必要なWBTCの発行量は増加傾向にあり、供給量は10万WBTCを超えるとみられています。
なお、WBTCの受け渡しはビットゴーではなく、販売した企業が行います。
コインリストは販売企業のひとつで、WBTCについては自ら運用せず、顧客サービスのみを行っています。