ファイルコイン創業者が否定するマイナーのストライキ騒動とは

ファイルコイン創業者が否定するマイナーのストライキ騒動とは

ファイルコインの創業者であるホアン・ベネット氏は、10月20日に報道されたマイナーがプラットフォームに対して抗議しているという報道を否定しました。

メインネット立ち上げ直後の報道

仮装通貨メディアMars Financeをはじめとする各社が「メインネットの立ち上げから24時間以内に、ほとんどのマイナーがストライキを開始」と報道されたことに対し、ベネット氏は自身のツイッターで「マイナーはストライキなど起こしておらず、ストレージについても問題はなく、ネットワーク上の障害も起きていない。」と反論し、また「マイナーはプロトコルに従い現在も大金を稼ぎ続けている。」と述べています。

ベネット氏いわく、仮にブロックチェーン上で「ストライキ」が起これば、ブロックの生成が停止し、ストレージの承認もストップするなどの現象が起こるのは必然であり、現在もブロックが生成されていること、1日で35万2000ドルを稼いだトップマイナー(f02770)や1日で370万ドルの利益を上げたトップ50位を示しました。

現状はストライキとは全く異なり、状況を利用して収益を増加させているマイナーもいると伝えています。

これらの報道は、ザ・クリプトバーズが取り上げ、仮想通貨メディアに広がり始めたものであり、ファイルコインチームは今後マイナーが獲得した報酬の25%を即時配布、75%を180日にわたり分割して配布する方針(FIP-0004)を打ち出す引き金となりました。

これに関してベネット氏は、マイナーの抗議によるものではなく、チームが数週間にわたって議論していたものであると述べており、事実上ストライキが起こっていないことを強調しています。

明かされた今後の展開

さらにベネット氏はその翌日、ファイルコインチームを支えるプロトコル・ラボは安定した市場が開始するまでの間、マイナーの負担軽減ため、ConsenSys(コンセンシス)と協力して取り組むことを明かしました。

10月25日現在、ファイルコインの時価総額は739億円を推移しています。

ファイルコインのホアン・ベネット氏「マイナーに少額の貸付を始めることを予定」