米グレイスケール、リップル投資信託の廃止を発表
米の仮想通貨資産運用会社・グレイスケールは13日、リップル(XRP)のみで組成される投資信託「リップル・トラスト」を廃止することを発表しました。
01/14/21 UPDATE: Net Assets Under Management, Holdings per Share, and Market Price per Share for our Investment Products.
Total AUM: $27.7 billion$BTC $BCH $ETH $ETC $ZEN $LTC $XLM $ZEC pic.twitter.com/bRD1skyTRN
— Grayscale (@Grayscale) January 14, 2021
リップル・トラストは既に昨年12月23日に新規申し込みを停止していますが、グレイスケールはこれまでリップル・トラストの将来について具体的に言及していませんでした。
グレイスケールは廃止の理由について「米国内の多くの仮想通貨取引所がXRPの取り扱いを停止しており、XRPを米ドルに換金できなくなる恐れがあるため」としています。
米国内の仮想通貨取引所は米証券取引委員会(SEC)がXRPの発行元であるリップル社を提訴したことを受け、XRPの取り扱いを一時停止するところが相次いでいます。
グレイスケールは既にXRPを清算しており、現金受取額を投資信託の購入者に対して分配する予定になっていると説明しています。
同社は別のXRPなど5銘柄で組成していた仮想通貨投資信託「デジタル・ラージ・キャップ・ファンド」についても、既にXRPを外し、ビットコイン(BTC)など他の4銘柄での組成に切り替えています。
こちらについても、ファンド指定の取引先のXRP取り扱い停止が理由だと説明しており、SECによる提訴の影響がさらに広がりを見せています。