ブレイブが検索エンジンを買収、独自の検索エンジンを構築へ

ブレイブが検索エンジンを買収、独自の検索エンジンを構築へ

Braveブラウザの開発元であるブレイブは3月3日、オープン検索エンジンであるテールキャットを買収したことを公式サイトで発表しました。

同社はこのテールキャットをベースとして、独自の検索エンジンである「Braveサーチ」の導入を計画していることも明らかにしています。

Braveブラウザはプライバシー重視をセールスポイントにしていますが、現在、利用開始の際にはメインの検索エンジンを選ぶようになっており、その中には、大手検索エンジンであるグーグルやビーイングなども含まれています。

大手検索エンジンはIPをはじめとする個人情報の収集を行っており、プライバシー重視という点では問題がありました。

テールキャットの検索エンジンは、個人情報の収集を行わないとしており、ブレイブはこの点が独自の検索エンジンのベースとしてふさわしいと判断し、買収に至ったとみられます。

ブレイブは公式サイトでBraveサーチについて、改良は利用者から集めたデータではなく、コミュニティーからの匿名の投稿を元に行うと説明しています。

また、広告業界などではなくユーザーファーストの視点に立ったものだと説明しており、夏までの提供開始を目指すとしています。

BraveサーチはBraveブラウザとシームレスに取り扱えるものだともうたっていますが、Braveサーチの提供開始後も他の検索エンジンをメインに選択できるとしています。

Braveは仮想通貨ベーシック・アテンション・トークン(BAT)を独自トークンとして提供しており、海外ではブラウザの利用によってBATがもらえるなどの特典があります。

エンジン、手数料なしでNFTの取引が可能になる新技術の実装を発表