米クラウドソーシング企業、仮想通貨での報酬受け取りが可能に
米国でクラウドソーシング事業を行っているマイクロワーカーズは、オントロジーが提供しているONTOウォレットを統合したと発表しました。
ONTOウォレットの統合によって、マイクロワーカーズを利用するフリーランスらは、報酬を仮想通貨でも受け取ることができるようになります。
仮想通貨で報酬を受けとることで、手数料が安くなるメリットがあります。たとえば、これまではペイパルが7.5%、ペイオニアが5%でしたが、仮想通貨では2%に抑えられます。
マイクロワーカーズ幹部は統合に関して「ユーザーの経済的自由度が高まり、準備中の新たなサービスの恩恵にあずかれるようになる」とコメントしています。
一方、オントロジー幹部は「マイクロワーカーが必要とされる時代において、ユーザーがONTOウォレットによってニーズの高い支払い方法を選択できるのは誇りだ」と述べています。
ONTOウォレットはクロスチェーンに対応しており、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)など12のブロックチェーンをサポートしています。
従来のウォレットはブロックチェーンごとに別のものが必要ですが、ONTOウォレットならばBTCとETHなど、全く別のブロックチェーン上にある仮想通貨を同時に扱えます。
マイクロワーカーズは2009年に設立され、細分化された「マイクロジョブ」をフリーランスらに提供しています。現在は世界190カ国の企業やフリーランスが利用しています。