【仮想通貨】『NFT(Non-Fungible Token)』とは?【用語集】
NFTとは「Non-Fungible Token」の頭文字を取ったもので、日本語では「非代替性トークン」と訳されています。仮想通貨と同様に、ブロックチェーン上で流通するデータのひとつです。
NFTと仮想通貨の違いは「唯一無二であるかどうか」です。例えばビットコイン(BTC)の場合、どこで入手したものであっても、1BTCは同等の価値を持っており、唯一無二ではありません。
NFTの場合は、ブロックチェーンによって「唯一無二である」ことが担保されています。理論上、NFTは世界に1つしか存在せず、代替できるものはないというわけです。
デジタルデータの場合、同じ映像や音声データであっても複製は容易です。複製防止のための技術はありますが、唯一無二を証明できるものではありません。
特にデジタルアートの場合、この点をしっかりしておかないと、コピー品が出回って価値が大幅に下落してしまうという事態も考えられます。
デジタルアートをブロックチェーン上でNFT化することで、唯一無二であることが証明され価値が保てるということから、そうしたNFTがマーケットプレイスに出回っています。
また、ゲーム内のアイテムの場合、NFT化しておくことで、同じNFTの規格を採用している別のゲームでも利用が可能になります。
NFTの規格にはさまざまなものがありますが、ERC721とERC1155が有名です。いずれもイーサリアム(ETH)ベースですが、互換性はありません。