トルコの仮想通貨取引所2150億円分出金できずー国外逃亡で詐欺の疑いも
トルコの仮想通貨取引所であるトデックス(Thodex)は4月22日、出金や取引を突然停止しました。これを受け、現地の警察も捜査を開始しています。
トデックスは21日、「世界的に有名な銀行、投資企業との提携の為に4から5日間、出金、取引を中止する」とツイッターにて声明を発表していましたが、この発表後、音信不通となったことでトルコの仮想通貨コミュニティーでは疑問の声が上がっていました。
この問題に対して、現地メディアはトデックスの創業者であるファルク・ファティ・オゼル氏が、出金できなかった約2150億円相当の仮想通貨を持ち出し、アルバニアかタイに逃亡したのではないかと報道しています。
これにより、トルコ治安当局はイスタンブール空港の旅券審査の際の写真を公開し、「加重詐欺と犯罪組織結成」の容疑でトデックスへの捜査を開始し、オフィスに使っていた家宅捜査も行いました。
トデックスはその後、ウェブサイトを再開して「ネット上のネガティブなニュースは事実ではない」と発表しています。
また、オゼル氏もツイッターで「トルコには数日で戻る」「司法当局と真実が明らかになるように協力する」と発表しますが、現在の所在地については公開していません。