SECの「クリプトママ」がゲンスラー新長官に期待と発言

SECの「クリプトママ」がゲンスラー新長官に期待と発言

米証券取引委員会(SEC)コミッショナーのヘスター・パース氏が、ゲーリー・ゲンスラー新長官に期待感を示していると、ブロックチェーンメディアのザ・ブロックが報じました。

パース氏はビットコインETFの推進派であるとともに、非代替性トークン(NFT)や分散型金融(DeFi)についても理解があり、仮想通界隈では「クリプトママ」の愛称で知られています。

報道によると、パース氏は公式通貨・金融機関フォーラムの基調講演で、SECはゲンスラー新長官の就任によって「非常に生産的になる」と述べました。

ゲンスラー新長官は、マサチューセッツ工科大学(MIT)でブロックチェーンに関する授業を行ってきたことから、仮想通貨に精通しているとみられていることが背景にあります。

さらに、パース氏は「ゲンスラー新長官は投資家保護に真剣に取り組むと同時に、仮想通貨について明確な規制の枠組みができることも価値も十分に理解している」と話しています。

また、新長官の就任によって、過去の議論が再燃する可能性があるとも述べました。これは、ビットコイン上場投資信託(ETF)の承認に関することとみられます。

ただ、ビットコインETFの承認についてはパース氏も「いつになるかの推測は難しい。10年後かもしれないし、それこそ今年かもしれない」と慎重な姿勢を見せています。

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