ゴールドマンサックス、コモディティ責任者「暗号資産は銅に似た資産」
ゴールドマン・サックスのコモディティリサーチ責任者のジェフ・カリー氏が、6月1日に出演したアメリカメディアCNBCの「Squawk Box Europe」のなかで、インフレヘッジのための資産ポートレートを組む考え方として、ビットコインについて発言しました。
https://twitter.com/CNBCJou/status/1399658399453827074?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1399658399453827074%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fcoinpost.jp%2F%3Fp%3D250196
ビットコインと金はタイプが似ている資産と考える意見があるなか、カリー氏は、
「デジタル通貨は金の代替え品ではありません。どちらかというと、銅の代替え品といえるでしょう。インフレヘッジのリスク回避というより、リスクの代替え品です」
と述べました。
これは暗号資産がインフレのダメージ軽減(リスク回避)するものではなく、リターン収益を追求しやすいリスクオン資産で、その性質が銅に近いということです。
コモディティとビットコインの共通点
金は投資商品として長い歴史を持ち、採掘量に限界があることなどからインフレに強いといわれています。
同じくビットコインも将来的に発行数に上限が決められていることが共通点で、金と同じ性質の資産とする専門家が多い中、カリー氏は逆の見解を提示しました。