エルサルバドルのBTC法定通貨化、世界銀行は支援せず

エルサルバドルのBTC法定通貨化、世界銀行は支援せず

エルサルバドルが行うビットコイン(BTC)の法定通貨化について、世界銀行が支援できないと表明しました。

世界銀行はこれまで、通貨の透明性や規制プロセスなどについて、エルサルバドルに協力してきたと主張しています。

また、エルサルバドルのアレハンドロ・セラヤ財務相から世界銀行に対し、技術支援を求める連絡があったことも明らかにしました。

その上で、BTCの法定通貨化については「環境と透明性に欠点があり、世界銀行がサポートできるものではない」として、技術支援を行わないことを表明しています。

ロイターはエルサルバドル当局に対し、世界銀行の支援拒否についてのコメントを求めましたが、17日時点では何もコメントをしていません。

BTCの法定通貨化についてはエルサルバドル議会が9日に法案を可決しており、官報で公布されてから90日後に発効することになっています。

法定通貨化されれば、すべてのものの価格をBTCで表示することや、BTCで税金を納めることが可能になります。また、BTCでの決済を拒否できなくなります。

エルサルバドルは国際通貨基金(IMF)とも交渉を行い、同国側は「IMFは反対していない」と述べていますが、IMF側は「法的、経済的な問題を引き起こす」と慎重な姿勢を見せています。

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