マレーシア証券委員会、バイナンスにサービス提供停止命令
マレーシア証券委員会は7月31日、バイナンスに対して仮想通貨取引所を違法に運営していたとして警告するとともに、サービス停止命令を行うことを発表しました。
証券委員会は、バイナンスがマレーシアでライセンス未登録の状態で業務を行っているとして2020年7月にアラートリストに入れていました。
そうした状態であるにも関わらず、バイナンスが違法状態で活動を続けていたことが、今回のサービス停止命令につながったと説明しています。
具体的には、バイナンスは7月26日から14営業日以内に、マレーシアからウェブサイトにアクセス不可能にし、モバイルアプリも無効にする必要があります。
また、マレーシアの投資家に対しては、電子メールをはじめとするあらゆる方法で、広告活動やマーケティング資料の配布などを行うことを禁止します。
さらに、マレーシアの投資家がバイナンスの開設しているテレグラムにアクセスすることを直ちに制限、投資家に対しては違法取引所であるバイナンスでの取引を停止、現在行っている投資に関してはただちに撤回するよう求めています。