米クールバレー市長、BTC1000ドル相当を住民全員に配布する計画を公表
米ミズーリ州クールバレー市のジェイソン・スチュワート市長が、住民約1500人全員に1000ドル相当のビットコイン(BTC)を配布する計画であることを、地元メディアのKSDKが報じました。
スチュワート市長は「すべての世帯が500ドルや100ドルといったBTCを受け取ることを望んでいる」と背景を説明したうえで、2021年末までにBTCを配布するとしています。
なお、BTC提供のための資金の大半は、匿名の投資家による提供によるものだとし、政府や市の資金、新型コロナウイルスの救済金の一部も利用すると述べています。
一方、スチュワート市長はBTCの使用には条件をつける考えを示しており、その理由については、「BTCを即座に売却する人は、何年もたって高騰した時に公開してしまうから」としています。
そのため、配布されたBTCにアクセスできるまでに一定の時間を設定する方針を示したうえで、アクセスできるまでの期間を5年間とする案が提示されているとしています。
また、BTCのマイニングによる大量の電力消費が、環境問題を引き起こしている可能性についても言及し、市全体で太陽光発電への転換を行うなどの環境対策を行うことも説明しています。