仏大手ゲーム会社がNFTプラットフォームの提供を開始-ゲーム内アイテムを流通
フランスに本社を置くゲーム会社「Ubisoft(ユービーアイソフト)」は、非代替性トークン(NFT)プラットフォームである「ユービーアイソフト・クオーツ」のベータ版提供を開始しました。
現時点でクオーツを利用できるのは、ミリタリーアクションゲームの「ゴーストリコン・ブレークポイント」のWindows版のみです。
同社の説明によると、クオーツでは「ディジット」と名付けられたゲーム内アイテムがNFTとして流通します。1つひとつにシリアルナンバーがあり、過去や現在の所有者の名前が記載されています。
ディジットは売買が可能で、売買については同社のウェブサイトではなく、NFTマーケットプレイスのラリブルとオブジェクト・コムで行うとしています。
また、ユービーアイソフトはクオーツについて、NFT市場で主流となっているイーサリアム(ETH)ではなく、テゾス(XTZ)のプラットフォームを採用しています。
その理由については、承認アルゴリズムにプルーフ・オブ・ステーク(PoS)を採用しており、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)のビットコイン(BTC)などよりエネルギー効率が良いことを挙げています。
ユービーアイソフトはパリに本社を置いて世界展開している大手ゲーム会社で、日本にも現地法人「ユービーアイソフト株式会社」を設置しています。