IMPTがThalloと提携|5400万ドル分のカーボンクレジット購入へ
著名な小売業者と二酸化炭素排出削減を目指す個人や企業を、ショッピングアプリを通じて結びつけるグローバルカーボンオフセット・エコシステムのIMPTと、ブロックチェーンベースのカーボンクレジット市場を展開するThalloが提携したことを発表しました。
これによりIMPTは、約260万人の年間炭素排出量に相当する約5400万ドル分のカーボンクレジットを10年間、Thalloから購入することを表明しています。これは現在の市場価格で、約1200万トンの炭素が相殺されることを意味します。
まず最初の3年間で、Thalloの各国のパートナーである炭素除去および回避プロジェクトから、400万ドル相当のカーボンクレジットを購入します。
最初のバッチはThalloの開発した双方向ブリッジを利用し、コロンビアのBioCarbonレジストリをふくむ既存のカーボンレジストリから、未回収のクレジットをPolygonブロックチェーン上でブリッジする予定です。
双方向ブリッジは、企業や個人がブロックチェーン上で完全な透明性とトレーサビリティを備えたクレジットを移動させることができるほか、売買や償却を容易に行うことができるよう設計されています。
このサービスにより、web3企業はカーボンクレジットを自社インフラに直接組み込むことができ、web2企業もエンドカスタマーに購入した排出量を相殺する手段を提供することが可能になります。
実現すればブロックチェーンベース・マーケットプレイスの「Bridging-as-a-Service」サービス初の利用例となります。