Senkenがカーボンクレジットを事前購入できる金融商品をリリース
カーボンクレジット・マーケットを提供するSenkenが、新たな金融商品となるCarbon Forwards（カーボン・フォワード）の一般販売を発表しました。
これにより、開発段階にある検証済みの気候変動対策プロジェクトに対して、事前に低価格での資金を提供できるほか、将来発行されるカーボンクレジット・トークンを獲得することが可能になります。
この先物取引と似たような仕組みのカーボン・フォワードは、好きなタイミングで売却できる一方で、将来発行される予定のクレジットを事前に購入しているため、すぐにカーボンオフセットを請求することはできません。
プロジェクト開発者が事前に定義した将来価格と時期に、カーボンクレジットを買い手に提供することを約束するものであるため、得た資金はプロジェクトの発展のために使用されますが、その代わりに投資家は割安価格で購入することができます。
Senkenはリリース第一弾として、ケニアにある深刻な劣化状態にある1500ヘクタールのマングローブの再生を目指すプロジェクトVlinder社の500tCO2相当のカーボン・フォワードの販売を発表しています。
マングローブやその他の沿岸湿地は、森林とくらべ最大5倍もの二酸化炭素を吸収すると言われており、Vlinder社の取り組みは72万6761トンの排出除去が期待されるプロジェクトとなっています。
