ゴールドスタンダードがカーボンクレジット・トークンの発行を予定
カーボンクレジット認証プラットフォームのGold Standard(ゴールドスタンダード)が、カーボンクレジットをトークン化する準備を進めていることを、公式ツイッターにて明らかにしました。
3月にもロールアウトフェーズをスタートし、Registryとの統合を開始させるとともに、Toucan・Flowcarbon・Thalo・Earthchain・Bitgreenといった企業や専門家とトークン発行に向け、協議を進めていく予定だと伝えています。
協議に選ばれた5社はゴールドスタンダード主導で2022年におこなわれた「気候変動のためのデジタル資産に関するワーキンググループ」に積極的に参加しています。
ワーキンググループでは、分散型台帳やブロックチェーン技術が持つ技術的な優位性をどのように活用するかといった議題と、リスク評価やインセンティブの乱用といったさまざまな問題も同時に検討されていました。
ゴールドスタンダードは、カーボンクレジット・トークンの厳格性と信頼性を高めるため、同年、企業に対してカーボンクレジットを表すあらゆるデジタル資産を、承認後にのみ発行できるという利用規約を更新し、ルールを厳格化しています。
一方で発行にあたっての条件や新たなプロセス導入も積極的に進めてきており、Web3技術がカーボン市場に透明性をもたらすことを示す形となっています。