メタ社が675万トンのカーボンクレジットを購入へ

メタ社が675万トンのカーボンクレジットを購入へ

フェイスブックの親会社で米大手ハイテク企業のメタ社は、企業に高品質な自然ベースのカーボンクレジットを提供する炭素除去ソリューションを開発するAspiration Partnersと契約したことが明らかとなりました。

この契約ではメタ社がAspirationから675万トンの二酸化炭素除去(CDR)クレジットを事前購入し、2027〜2035年までの期間に引き渡される内容となっています。

同クレジットには、原生林の再植林や持続可能な農業だけでなく、林業と農業を組み合わせたアグロフォレストリーなどといった、Aspirationが管理する自然をベースとしたカーボンプロジェクトが含まれています。

メタ社はAspirationを選んだ理由として、一流のプロジェクト開発者や独立した検証機関と提携し、自然炭素除去ソリューションの評価において高い基準を持っていることを挙げています。

またメタ社は2030年に排出量ゼロを達成するという目標の一環として、共同イニシアチブであるScience-Based Targets initiative (SBTi)に沿ったバリューチェーン全体を対象に、炭素除去の取り組みに投資をおこなってきました。

ほかにも昨年にはStripe・Shopify・McKinsey・Googleと共同で炭素除去の技術開発に約10億ドルを一括拠出するなど、気候変動対策に精力的に取り組んでいます。

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