米州住友商事がカーボンクレジットトークンの取引・決済に成功

米州住友商事がカーボンクレジットトークンの取引・決済に成功

米州住友商事(SCOA)は、カーボンクレジットの検証開発をおこなうプライベート・エクイティファンドCarbon Opportunities Fund(カーボン・オポチュニティ・ファンド)と、カーボンクレジットトークンの取引・決済に成功したことを発表しました。

同ファンドは世界銀行傘下の国際金融公社(IFC)と、気候フィンテック企業のCultivo、脱炭素を目指す投資会社Aspiration、サステナビリティチェーンを展開するChia Networkによって2022年に設立されました。

この取引では米州住友商事が、ブロックチェーンベースのカーボンクレジット分散型メタデータプラットフォームClimate Action Data Trust(CADトラスト)を活用し、Chiaブロックチェーン上でカーボンクレジットトークンを購入しています。

取引はカーボンレジストリであるEcoRegistryと協力し、1万トンの炭素をChiaブロックチェーン上でトークン化、ファンドが購入者に送るだけで実行できる仕組みとなっています。

すでに一部クレジットはChiaブロックチェーン上で償却されており、EcoRegistryによってレジストリとCADトラストを用いて、ユニットを償却済みとしてマークしたと報告しています。