ArbolがAIを活用したパラメトリック保険プラットフォームをローンチ

ArbolがAIを活用したパラメトリック保険プラットフォームをローンチ

グローバルな気候リスク補償プラットフォームArbolが、保険業界最大のブロックチェーン・コンソーシアムRiskStream Collaborativeとの共同開発による、AIとブロックチェーンを活用したパラメトリック保険プラットフォーム「dRe」を発表しました。

パラメトリック保険は、気象災害の発生に対し、損害の大きさに応じて契約者に保険金を支払う契約の一種で、市場規模は今後10年間で3倍になると予測されています。

dReは保険会社向けの保険とされる「再保険」として設計されており、分散型気候データネットワークdClimateと、Chainlinkの分散型オラクルネットワークからの検証済み気象データを活用しています。

つぎに特定の危険事象の風速と場所に基づいてスマートコントラクトをトリガーし、保険金請求の開始・通知・損失計算の自動化、迅速な支払いとシステムの透明化を実現します。

またArbolのリスクフレームワークとプライシングプラットフォームを活用し、高度な人工知能アルゴリズムによって効率的な保険引受業務を可能にしています。

現在dReは暴風雨による災害を対象としているものの、柔軟な設計により雨・熱・風などさまざまな災害にも対応できるほか、パラメトリックではない保険サービスを展開する可能性も示唆しています。

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