ナスダック上場企業、デジタルカーボンクレジットプラットフォームを開発へ

ナスダック上場企業、デジタルカーボンクレジットプラットフォームを開発へ

ナスダックに上場し、企業向け資産管理サービスや銀行業務を提供しているNorthern Trust(ノーザントラスト)は、機関投資家が主要プロジェクト開発者のカーボンクレジットにアクセス可能なデジタルプラットフォームを開発中であると発表しました。

同プラットフォームはプライベートブロックチェーン技術を使用し、機関投資家と温室効果ガス削減ソリューションに焦点を当てたカーボンサプライヤーを結びつけ、直接取引により相殺することができます。

サステナビリティ・プロジェクトマネージャーに、トークン化されたカーボンクレジットを追跡・管理・取引するワークフローを提供し、取引の際にはAvvoka法的契約ツールを介したスマートコントラクトにより合意することで、クレジットの移転・決済の証明として機能する仕組みになっています。

なお今回の発表は、ノーザントラストが開発したminimum viable product (MVP)と呼ばれる初期のデジタルカーボンプラットフォームで、完全自動化取引の成功を受けたものとなっており、第一段階が完了した段階であると伝えています。

MVPプラットフォームは、ブラジルのREDD+プロジェクト開発会社Go Balance Limitedと、使用済みモーターオイルを高品質リサイクルしているReGen IIIを含む炭素回避・除去プロジェクト開発企業(DAC)らによって共同開発されています。