スイス・ルガーノ市、Polygon採用で決済システムをアップグレード|環境保護に貢献するNFTも販売

スイス・ルガーノ市、Polygon採用で決済システムをアップグレード|環境保護に貢献するNFTも販売

仮想通貨の積極的な採用を進め、観光地としても知られるスイスのルガーノ市が、Polygon(MATIC)社との戦略的パートナーシップを結び、独自決済アプリMyLuganoのネットワークに採用したことを発表しました。

これによりMyLuganoへ、Polygonの技術インフラとソリューションが統合され、市の人口のほぼ半分にあたる3万人以上のユーザーが、マルチチェーンによる仮想通貨ウォレットの保管と、分散型アプリにアクセス可能となります。

またMyLuganoは、IEEEスマートシティ賞も受賞しており、市民がサステナビリティな活動をおこなうと、地域サービスや割引に使用できる独自ステーブルコインLVGAを発行しています。

今回のアップグレードを記念し、スイス人アーティストYuri Catania氏のパブリックアート作品がNFTとして一般販売され、収益は収益は地域の社会・環境保護プロジェクトの支援に充てられます。

ほかにもブロックチェーンプロジェクトに資金を提供する1億スイスフランの基金設立や、地元企業の暗号資産採用促進に、300万スイスフランを割り当てることが計画されています。

これらの取り組みは、ルガーノ市をヨーロッパにおけるブロックチェーンのハブとするための包括的な戦略であるプランBの一環であり、今後はビットコインやテザー、LVGAを介した公共サービスや授業料支払いも可能になる予定です。