カーボンエミッション・トークンプロトコルをリリース|インターワークアライアンス(IWA)
Global Blockchain Business Council (GBBC)のイニシアチブで、30社以上の大手IT企業などが初期メンバーとして参加するトークン標準化非営利団体InterWork Alliance(IWA)が、カーボン・エミッション・トークン(CET)プロトコルを発表しました。
同プロトコルは、IWAのトークン分類フレームワーク(TTF)を用いて排出量のトークン化を定義し、関連するデータ構造に関する技術的ガイダンス・仕様・ベストプラクティスを通じて、排出量報告の促進・強化を目指します。
分散型台帳技術(DLT)およびブロックチェーン技術を活用することで、企業の温室効果ガス排出量の収集・検証や、顧客や投資家に分かりやすく報告できるほか、測定やトレーサビリティにも役立つものとなっています。
例として不動産業者が排出量を報告する場合、スコープ1~3をそれぞれトークン化し、メーカーが窓・タイル・空調機器などの製造といった間接排出量であるスコープ3CETの詳細を、標準化フォーマットで共有すれば、正確な計算をすることが可能になります。
また企業が二酸化炭素排出量を削減したい場合、カーボンオフセットを購入し、CETに適用することで、プロダクトの排出量を削減することにも役立つことが期待されています。現在、CETのレポートが公開されており、パブリックコメントも募集しています。