UAE技術イノベーション研究所が、ブロックチェーン炭素取引プラットフォーム立ち上げ
アラブ首長国連邦(UAE)およびアブダビの先端技術研究評議会(ATRC)の応用研究の柱となる技術イノベーション研究所は、独自ブロックチェーンによる炭素取引プラットフォームを立ち上げたことを明らかにしました。
声明によるとプラットフォームは同研究所の暗号研究部門(CRC)主導によって設立され、サプライチェーン全体のプロダクトを監視・追跡し、カーボントークンの国際取引を促進させるものになっています。
また除去された二酸化炭素の量を表すトークンの作成も可能となり、取引することでユーザーに植林や炭素回収などのグリーン・プロジェクトへ投資を促進させるインセンティブを提供し、脱炭素化が困難な事業体をサポートします。
CRCによれば既存のブロックチェーンプロジェクトと違い、PKI(公開鍵基盤)と高度なコンセンサスアルゴリズムを採用し、トランザクションへの影響を最小限に抑えリソースを大量に消費しない軽量なものであると述べています。
これによりその他の資源にコストをかけずシームレスで環境に優しいネットワークを実現し、ネットゼロ達成と新たな低炭素・高成長・持続可能な経済モデルへの移行をさらに加速させていくと主張しています。