オフセット情報にアクセス可能なデジタルグリーンボンド発行へ|仏ソシエテ・ジェネラル
世界80カ国以上に顧客を持つフランスのメガバンクSociete Generale(ソシエテ・ジェネラル)が、イーサリアムのパブリックブロックチェーン上に初となるデジタルグリーンボンドを発行したことを発表しました。
満期3年で1000万ユーロの無担保社債となるデジタルグリーンボンドは、同社の仮想通貨部門SG-FORGEによって登録されたセキュリティトークンとなっており、適格なグリーン活動における資金調達または借り換えにのみ使用されます。
すでに私募を通じて世界最大級の保険・資産運用グループAXA Investment Managers(アクサ・インベストメント・マネージャーズ)と、資産管理プロバイダーGenerali Investments(ゼネラリ・インベストメンツ)によって全額引受済みとなっています。
またスマートコントラクトによって、デジタルグリーンボンドのインフラにリンクされたカーボンフットプリントに関する情報へ、24時間アクセス可能になっており、発行者および投資家は債券の排出量を測定できるようになっています。
一連のプロダクトはソシエテ・ジェネラルによると、企業や機関投資家のESG への配慮を含んだデジタル資産の需要に応えるためであり、革新的で持続可能な債券市場の構築に貢献するというコミットメントを示すものであると説明しています。