ソラナ財団がエネルギー使用レポートを公開|昨年度の排出量100%相殺を実現
ソラナ財団は12月、最新のエネルギー使用レポートを発表し、オンチェーン上でカーボンオフセットを購入することにより、2022年度のSOLチェーン・ネットワークで発生した二酸化炭素の排出量を、100%相殺したことを明らかにしました。
2021年に公開したエネルギー使用レポートでは、ネットワークの排出量を定期的に測定して、オフセットを通じカーボンニュートラルにすることを公約に掲げており、今年度には排出量のリアルタイム追跡が可能なサイトSolanaClimateを設立しています。
今回発表したレポートによると、SOLチェーンの2023年4~9月までの二酸化炭素排出量は4392.9 tCO2で、年換算にすると8785.8 tCO2になるとしており、取引ごとのエネルギー使用量は25%、総排出量は17.5%減少したと報告しています。
また2022年度の合計排出量は10901.2トンで、Regen Networkによって検証済みのプロジェクトecoTokenから5000トン、Toucan Protocolのオフセット・ブリッジによって有効化されたSunrise Stakeから5902トンのクレジットを購入し、相殺しています。
これによりecoTokenは、米国の都市森林クレジットやコロンビア・マタベンの先住民保護などさまざまな再生プロジェクトへ、Sunrise Stakeはインドネシアの熱帯泥炭湿地林を保護するプロジェクト「リンバ・ラヤ」へ、資金を充てられる予定だと明らかにしています。