デジタル気候フィンテックESG1、Rain Cage Carbonへカーボントークン化ソリューション提供
石油・ガスセクター向けブロックチェーン技術を開発するGuildOneの気候変動対策部門ESG1が、CO2やその他排出物を回収し、人工炭素に変換することで産業の脱炭素化を目指すRain Cage Carbonとの戦略的パートナーシップを発表しました。
ESG1は炭素データの測定・報告・検証およびトークン化(MRVT)を可能とするR3 Cordaベースのブロックチェーンエコシステムを提供し、Rain Cage Carbonのモジュール式炭素除去ユニットのIoTシステムに統合することが決まっています。
ユニットが完全にブロックチェーンへ接続することで、IoT測定から検証および追跡可能なカーボンクレジットの自動トークン化が容易となり、エネルギー転換における重要なデータ障壁を克服するものとしています。
Rain Cage Carbonによれば、今後5年以内に物理的に検証されたカーボンオフセットを提供するプロバイダー最大手を目指しており、今回の提携により金融商品で使用されるトークンからCBDCに至るまで、価値の保存手段としてのカーボンを普及させるつもりだと明かしています。
最初の商用実証実験は2024年第1四半期末までの完了を予定し、自動トークン化されたクレジットは、GMEXのカーボン取引・決済プラットフォームZERO13を含むマーケットパートナーを通じて、国際取引が可能になります。