ドイツ規制当局、カーボンクレジット・トークン取引所を承認へ
環境資産の市場インフラを構築するテクノロジー企業であるNeutralと、ドイツの規制当局BaFin認可の投資会社DLTファイナンスが共同で、ブロックチェーンを活用したカーボンクレジット取引所をローンチすることを発表しました。
取引所を運営するに当たり、両社はすでにBaFinから規制上の承認を得ており、カーボンクレジットだけでなく森林や再生可能エネルギーをトークン化し、企業のカーボンオフセットを可能にします。
特徴としてNeutralの効率的な取引を可能にする技術インフラと、DLTファイナンスの規制サービスを統合し、エンドユーザーのインターフェースからブロックチェーンの複雑さを取り除いたシームレスなユーザーエクスペリエンスを実現しています。
そのためブローカーらは仮想通貨ウォレットや専門知識がなくても、標準化された取引商品を使って売買注文を即座に執行でき、換金したい特定の資産の選択やレジストリ口座にクレジットを戻したり、プラットフォーム上でのオフセットも可能になります。
Neutralによれば、既存のブロックチェーンベースとなる炭素市場の普及を妨げている主な要因として、金融機関がDEXに消極的であることを挙げており、今回ローンチする取引所では懸念と規制に対処し、大規模取引の流動性向上を目指すと強調しています。