世界初のバイオ炭によるカーボンクレジットマーケットをToucanがローンチ
ブロックチェーンを活用しカーボン市場のインフラ構築に取り組むToucanが、需要の高まりを受け、世界初となるバイオ炭のliquid（流動性）マーケット「CHAR」を立ち上げることを発表しました。
CHARのプールでは昨年提携したPuro.earthから調達された事前審査済みのクレジットCORCが担保されており、購入したい特定のプロジェクトを選択するとリアルタイムで価格が表示されます。
またCHARプールトークンは、TCO2トークンがプールに入金されると発行され、バイオ炭クレジットと交換することができるほか、売却時には自動的にロイヤリティとしてプロジェクトに支払われる仕組みとなっており、資金調達の支援に役立てることが可能です。
世界経済フォーラム（WEF）によれば、バイオ炭はカーボンオフセット以外にもカーボンの長期間貯蔵などさまざまな利益をもたらすとして注目されており、生産量は今後2年以内に6倍に増加すると予測しています。
一方で、流動性の高いバイオ炭クレジット市場が存在せず、価格の大幅な下落や複雑な取引方法により多くの投資機会が失われているとして、Toucanはシンプルなオンチェーン取引によりこの課題を解決しようと目指しています。
