AI・ブロックチェーン技術でCO2削減へ|インドのスタートアップSentra World
インド・バンガロールを拠点とするSentra World(セントラ・ワールド)は、AIやブロックチェーンを活用し気候変動に取り組むスタートアップ企業です。昨年Avaana Capitalが主導したシード資金調達ラウンドでは200万ドルの調達に成功しています。
プラットフォームは自然言語処理(NLP)を用いて、規制を遵守しCO2排出量をより適切に測定しており、主要プロダクトであるCalculusは、さまざまな産業からの排出量を詳細に計算し、明確な情報を提供することが可能になっています。
データ変換とチェックにAIを使用することで、排出量についての報告が正確でグリーンウォッシングなどの不正防止に役立つほか、ブロックチェーンでサプライチェーンの排出量を追跡することで、データの信頼性と信憑性を確保しています。
現在は透明性と認証取得に重点を置いた二酸化炭素排出量削減プロジェクトを網羅するデータベースReduceの立ち上げ準備に着手しており、利用する顧客にとって最適なソリューションを見つけるのに役立つと予測しています。
Sentra Worldは気候変動対策に関する規制がいかに重要か強調しており、企業が遵守し排出量を削減することでローンの金利引き下げなど経費削減や、より多くの利益を上げるチャンスがあると強調しています。