KlimaDAOがOAE(海洋アルカリ強化)クレジットをカーボン市場に投入へ
KlimaDAOが、海水にある二酸化炭素の永久貯蔵を目指すLimenetの開発したOAE(海洋アルカリ強化)クレジットのオフテイカーとなり、ブロックチェーン上でトークン化したことを発表しました。
OAEクレジットをCarbonmarkのマーケットプレイスを通じて取引可能にすることで、炭酸水素カルシウムを通じ、高度に測定可能で恒久的な二酸化炭素貯蔵ソリューションの開発を支援するとしています。
OAEとは二酸化炭素除去(CDR)技術の一つであり、他にも空気から二酸化炭素を回収するDACや再植林、バイオ炭の生産などがあり、LimenetはOAEに焦点を当て、海洋酸性化の影響を受けた海洋生態系をコントロールし、回復することを目指しています。
Limenetは岩石・海洋・大気間の自然な炭素循環を促進し、炭酸水素カルシウムを生成させる「緩衝海洋アルカリ性強化(BOAE)」と呼ばれる独自の方法を提案しており、炭酸水素カルシウムを溶解させ海洋のアルカリ性を高めることで、大気中の二酸化炭素の吸収・貯蔵能力向上を実現します。
KlimaDAOはこのような独自技術に資金提供することで、高品質なCDRクレジットを確保し、エコシステムの拡大とイノベーションを促進させ、環境保護へのさらなる貢献に取り組むと伝えています。