【初心者向け】ビットコインの値段が高騰した5つの理由とは?
高騰が凄まじかった2017年~2018年
仮想通貨元年と言われた2017年。
2017年はそれまでは一部の人にしか知られていなかった仮想通貨が、とても多くの人に知れ渡った1年でした。
一時期では、仮想通貨関連のニュースを見ない日は無いくらいの盛り上がりっぷりを見せていましたね。
そして2018年ももうすぐ終わりとなりますが、その勢いは一時期よりは落ち着いたものの、まだまだ熱い状況は変わっていません。
そもそもビットコインはなぜこんなにも値動きが激しく、かつ高騰を見せたのでしょうか?
今回はそんな原因をまとめてみました。
ビットコインの値段の動きまとめ(2017年~2018年)
まずは2017年から現在までの値動きを振り返ってみましょう。
2017年1月のビットコインは1BTC=約13万円でした。
それがなんと、2017年12月には1BTC=約230万を突破するほどの値上がりを見せたのです。
その伸び率は約18倍!
恐るべし!ビットコインですね。
これは為替としては異常であり、かつ、昔から仮想通貨に携わっていた方々も非常に驚くような状況でした。
そして年が明けて2018年になると値が下がりだし、1月には1BTC=150万円、2月には1BTC=100万円を割り、2018年11月現在までには1BTC=70万円~80万円代で安定しているような状況になっているのです。
※2018年11月14日に暴落し、執筆現在(2018年12月1日時点)では1BTC=45万円となっています。
ビットコインが高騰した5つの要因
それでは、一体なぜビットコインがここまでの高騰を見せたのでしょうか?
必ずしもこれ!とは言い切れませんが、高騰となりうる要因を5つまとめてみました。
①発行枚数が決まっている
知らない方も多いと思いますが、ビットコインは発行される枚数に上限があります。
その上限は約2100万枚であり、2140年頃になると全てのビットコインの発行され、新規のビットコインが発行されなくなるのです。
そして2033年には、全ビットコインの約99%が発行されます。
あれ?と思われた方は素晴らしいです。
実は発行されるコインの枚数は年を追うごとに徐々に減っていくのです。
これは4年に1度、マイニング報酬が半分になる「半減期」を迎えるからこのような計算になります。
現在はマイニングによって約10分毎に12.5BTC(約875万円)の報酬を得ることができるのですが、この半減期を迎えると、発行枚数が6.25BTC(約430万円)となってしまうため、報酬が多い今の時期により沢山のビットコインを入手しようという動きが出ているのです。
その為、ビットコインの価値が上がり、価格も上がるというわけなのです。
②知名度のアップ
2017年は仮想通貨元年という事もあり、様々なところで仮想通貨に関する情報を目にしましたよね。
中でも大手取引所が大物有名人を起用して大々的にCMを打っていたいた事は記憶にも新しいのではないでしょうか?
代表的なところでは
・コインチェック → 出川哲郎さん
・Zaif → 剛力彩芽さん
・DMM bitcoin → ローラさん
・bitFlyer → 成海璃子さん
という方々が起用されてテレビCMで常に流れていました。
引用元:DMM bitcoin
有名人が登場するCMというのはそれだけで見た人に安心感を与えます。
今までは「ビットコイン=怪しい」と思っていた方々も、こういったCMを見る事で「ビットコイン=安心・普通」といった考えになり、新規参入者が増えたのです。
③大手企業の仮想通貨の参入
2018年現在、日本人ならば誰でも知っていると思われる大手企業がこぞって仮想通貨に参入しており、その数も規模も今後益々増えると言われています。
代表的な企業を少し上げると、
・NTT
・楽天
・アップル
・Google
・マイクロソフト
・Amazon
等と言った日本国内だけでなく、世界的にも有名な企業が参入している状況でビットコインの価値が上がらないわけがありません。
また、ビックカメラやDMMと言った企業では、商品やサービスの売買の際、既にビットコイン決済ができる仕組みを運用しており、その事例は今後益々増えていくはずです。
今は限定的なお店だけですが、例えば身近にあるコンビニでビットコイン決済ができるようになったらどうでしょう?
それこそ「怪しさ」が払拭されて、簡単に使えるようになると思いませんか?
このように、大手企業の参入も価格上昇の大きな理由です。
④資産の逃避先
ビットコインは今、資産逃避先の媒体として候補に挙がっています。
今現在世界的に使用されている通貨は、それぞれの国で価値が決まっている円やドル、ユーロやウォンといった法定通貨となります。
しかしその国の経済状況が悪化しまった場合は、その法定通貨の価値も軒並み下がってしまいます。
そういった時、今までは金(ゴールド)や、経済が安定した国の通貨(米ドルやユーロ)に投資することが一般的だったのですが、今では、世界中で取引されているビットコインに投資するといった動きが増えているのです。
このような理由でも参入者が増えるため、価格が上昇します。
⑤ブロックチェーン技術への興味
ビットコインを始めとする仮想通貨の基軸となっているシステムが「ブロックチェーン」です。
このブロックチェーン技術は仮想通貨だけでなく、既存の様々のシステムに応用でき、そのシステムのコストや管理の手間を省くことができる画期的な仕組みと言われています。
そのため、多くの投資家もこの技術の将来性に期待しており、その技術が使用されている仮想通貨に投資していると言われています。
こういった投資家の期待が価格を上昇させる理由の1つとも言われています。
ビットコインは今後も上がるのか?
さて、それではビットコインは今後も上がり続けるのでしょうか?
・大石哲之氏 → 約380万円まで上昇
・トーマス・リー氏 → 2022年までに約1300万円
・マイケル・ノボグラッツ氏 → 約430万円
専門家はこのような予想も立てていますが、この価格には期待値が大いに含まれてるのではないでしょうか。
しかしながら、現在ではビットコインといった通貨としての機能だけでなく、ブロックチェーン技術そのものへの注目が高まっていることから、ビットコインの価値は上昇していくのではないかと考えています。
まとめ
今回は、ビットコインが高騰した理由という内容についてご紹介していきました。
現在(2018年12月)では比較的安定した価格(40万円前後)を推移していますが、2019年以降には機関投資家の参入が見込まれており、巨額の資金が流入してくることが考えられていることから、その注目度も価格の高騰も目が離せない状況です。
また、当たり前かもしれませんが、良いニュースの後は必ずビットコインの価格は上がり、悪いニュースの後は必ず価格は下がっています。
Crypto Natureでも仮想通貨関連のニュースは随時お届けしていきますので、値動きを予想にも役立ててくださいね!