APIからデータを収集し管理するためのツールを作るスタートアップ企業のBlockspringがCoinbaseに買収された。
「Coinbaseに加わることは、オープンな金融システムを構築することへの献身と、エンジニアリングチームの強さなどの理由から、非常に簡単な判断だった」とBlockspringが今週のブログで発表した。
CoinDeskはCoinbaseのスポークスマンに買収の確認を求めたが同社はこれ以上コメントを控えている。
サンフランシスコに本拠を置くBlockspringは、さまざまなAPIからExcelやGoogleシートにデータを簡単に取り込むことを可能にしている。このスタートアップは、2015年にY CombinatorとAndreessen Horowitz(a16z)およびSV Angelから340万ドルの資金援助を受けた。
Blockspringは、初期の支持者として、当時はまだa16zに所属し、現在はCoinbaseのCTOであるBalaji Srinivasan氏を見つけた。Blockspringの2015年の資金調達発表によると、Srinivasanは、次のように述べている。
「Blockspringは、コーディング経験の無いビジネスユーザーを、スプレッドシートや他のアプリケーションをWebサービスにすばやく簡単に接続できるエンジニア精鋭にします。」
さらに最近では、BlockspringはそのサービスをCoinbaseへと組み込んでいる。
Excited to share that the @Blockspring team is joining Coinbase to help build out our developer tools. They’ve built an impressive platform that connects hundreds of different APIs and we’re excited for them to continue their work here at Coinbase!
— Tim Wagner (@timallenwagner) 2019年1月16日
同社の買収発表では「Blockspringは引き続き独立した企業として機能し、当社の製品は現在および新規の顧客向けとして運営していく。」と述べている。
契約の金銭的条件は明らかにされていないが、Crunchbaseのデータによると、Coinbaseは2018年10月になんと3億ドルを調達しており、Blockspringとの提携は、Coinbaseが11番目に買収したものだという。