Tron(トロン)創設者がEthereum(イーサリアム)との協力について言及
トロン(Tron/TRX)の創設者でCEOのJustin Sun氏は4月6日、イーサリアム(Ethereum/ETH)と「協力する」ことを考えているとポッドキャスト番組の出演時に述べていたことがわかりました。
このポッドキャスト番組の中で、Sun氏は、仮想通貨のエコシステムにおけるステーブルコインの重要性と、トロンベースによるUSDTの立ち上げの目的を強調しました。
「ステーブルコインは、業界のインフラ全体にとって最も重要なものだと思います。」
また、sun氏は、
「現在の解決策は非常に時代遅れで、他のステーブルコインにとっては非常に高価で、時間がかかり、信頼性が低いものです。ななので、USDT-Tronインフラストラクチャを取得すれば、Tronコミュニティ全体とブロックチェーンコミュニティ全体がBitcoinからの移行から恩恵を受けると思います。」
とし、現在のスケーラビリティ問題を抱えたビットコインベースのステーブルコインに対して、トロンベースのステーブルコインはそれを解消して取引の信頼性を高めるとともに、より迅速で安価なものになると述べています。
さらにsun氏は、イーサリアム(Ethereum/ETH)の共同創設者であるVitalik Buterin氏によるトロンに関する最近のツイートについても触れ、
「確かに、TronとEthereumがDAppの強迫観念で競合していることは誰もが知っています。(中略)しかし、将来的には、業界をより良くするために、多くのEthereum開発者やEthereum上に構築された企業と共同作業をすることになると思います。」
というように、将来的な共同作業の可能性を語りました。
なお、先日発表されたSun Network(ビットコインのライトニングネットワークに似たセカンドレイヤー)については、2019年の第2四半期に開始するとしています。