フェイスブックが仮想通貨の広告規制の緩和を発表、その背景とは?
フェイスブックは5月8日、仮想通貨関連の広告の規制を緩和することを発表しました。
フェイスブックは昨年6月より、仮想通貨やブロックチェーンに関連する広告について事前承認制をとっていましたが、今回の広告ポリシーの変更によって、ブロックチェーン技術や業界ニュース、および仮想通貨に関するイベントや教材に関する広告が、事前承認なしにフェイスブックに表示されるようになります。
一方、仮想通貨の交換などの制限された商品を掲載したランディングページに誘導する広告に対する事前承認制や、ICOなどの禁止商品や誤解を招くような商品に対する拒否については引き続き行なわれるとしています。
今回の広告ポリシーの変更の背景には、各国で投資家保護などの観点から法規制が進んでいることや、フェイスブックが情報流出対策や分散化への取り組みの一環として独自に開発している仮想通貨の存在があると推察されます。
フェイスブックの利用者は現時点で23億人以上おり、その数は依然として増加し続けています。
それらのユーザーに対して、今回の規制緩和は仮想通貨やブロックチェーン関連情報に触れる機会を増加させるため、業界にとって大きな影響を与えることが予想されます。