ラインPayがVisaとの提携を発表|ブロックチェーンを活用した新たなサービス展開も計画
キャッシュレス決済サービス「LINE Pay(ラインペイ)」がVisaとの提携を発表しました。
引用:LINEより
LINEは世界中に多数の月間アクティブユーザーを抱えるメッセージングアプリです。
そしてLine PayはLINEに実装されたキャッシュレス決済サービスとして注目を集めています。
Line Payからは、今回のVisaとの提携により、Visaブランドのデジタル決済に対応したカードの発行や、既存のVisaカードをLine Payに連携させることを可能にするといった計画が発表されています。
また、Visa加盟店でLine Payの利用が可能になるなど、利用範囲の拡大も計画されているようです。
売上高で世界的に大きなシェアを誇るVisaの加盟店で全面的に同決済サービスが利用可能となれば、国外での利用者増加も考えられるでしょう。
ブロックチェーンを活用した決済や新サービスを計画
さらに、今回の提携ではブロックチェーン技術を活用したBtoB(企業間)決済や国際決済を可能とする新たなサービスの開発に向けた協力関係も発表されています。
以前から、Visaがブロックチェーン技術を活用した決済システムの開発を進めている様子は伝えられていますが、こうした新たな技術を活用しようと試みる老舗決済企業Visaと、
今や国内のITインフラとしてその存在感も大きいLINEが協力することで、実現する”新たなサービス”にも今後注目が集まるのではないと思われます。
Line Payは今年1月にもVisaブランドを持つクレジットカードの発行を目指していることが報じられ話題となり、今年3月にはメルペイとの提携も発表されました。
キャッシュレス決済サービスは現在様々なものが存在しており、その競合性も激しくなっています。
今後、どのキャッシュレス決済企業がシェアを高めていくのか、また、フィンテックと呼ばれるものの中で最も革命的と呼ばれるブロックチェーン技術がどのように活用されていくのか、今後も、キャッシュレス化の流れや同業界各社の動きには注目が集まりそうです。
また、”LINEが国内で仮想通貨取引所を開設する可能性がある“というニュースも匿名の関係者から上がってきており、LINEが今後このような金融サービスに力を入れていこうとしている様子が見てとれます。